【プラダを着た悪魔と爆走する黒服】
※ネタバレを防ぐため、映画の具体的な内容には言及しません。
こんばんは。本館のメガネです。
休日、映画『プラダを着た悪魔2』を観てきました。
華やかな業界の裏でボスの要求をさばくアシスタントたち。きらびやかな映画ですが、「裏方のドキュメンタリー」的要素もあります。
主人公が魔法のように動けるのは、決して相手の心を読んでいるわけではありません(特に1)。「ボスの機嫌がこうなった時は、絶対にアレが必要になる」といった『徹底した先読み』と『完璧な段取り』があるからで、
そしてこれって、当店のような店舗型風俗の裏方の日常そのものなんですよね。
男子スタッフが「どうやってキャストたちが働きやすい環境」を作るのか。
答えは、ひたすら「エラーが起きる余地を事前に塞ぐ」ことです。
接客中に「備品が足りない!」とならないよう、事前にお部屋のセッティングを完璧に整えておく。
お客様とキャストが鉢合わせないよう、ご案内や退室のタイミングをミリ単位で制御する。
外の音で魔法が解けないよう、状況に合わせてBGMのボリュームを密かに上げ下げする。
さて、劇中でアシスタントたちは、厳しい業界を生き抜く「鎧」としてハイブランドを身に纏っていきます。
一方、僕らの戦闘服は量産型の黒服です。プラダなんて着ていません。
しかし、「裏方だから見られ方なんてどうでもいい」わけでは決してありません。むしろ、僕らの「見られ方」は店舗のクオリティを左右する最重要項目です。
お客様にとって、お店の扉を開けた瞬間から非日常へのランウェイは始まっています。
ご案内するスタッフがヨレヨレだったら、お部屋に入る前に魔法が解けてしまいますよね。
裏でダッシュしつつも、お客様の前では息一つ切らさずスマートに振る舞う(たまにはおちゃらけで)。
黒子として気配を消しつつも、お店の品格というシステムの一部として機能する。それが僕らの役割であり、僕らなりの美学です。
今日も徹底的な先読みとバグ取り(だったらいいな)で、本館の姫たちは圧倒的に輝いています。




















